【栗原政史おすすめ】ペットで飼いたい柴犬!性格や飼いやすさは?

f:id:kuriharamasashi:20210801184033j:plain

日本ばかりでなく現在では海の向こうの場所でも人気がある『柴犬』。

実は4種類もわけられ、細いキツネ顔、丸いタヌキ顔など顔の形や毛色の違いは柴犬の歴史に秘密があるようです。日本の天然記念物にも指定されている柴犬、その子供っぽい純真さを持っている容貌だけではなく、どのような性格や特徴を持っている犬種であるのかについて細かく丁寧に紹介していきます。

 

柴犬とは?

柴犬とは、古来から日本人が山野で鳥獣を追いかけて捕らえるときの伴侶として、山間部を駆け巡ってきた身体能力が優れている犬種です。猪や熊に対峙してきたので、そのメンタリティも気丈で、飼い主さんに忠実であるところも柴犬の個性といえます。

 

日本犬の中では最も小さいためにマンションでも一緒に暮らせる大きさとはいえ、全く初心者向きであるとは言えない柴犬と楽しく生活していくうえで抑えておくべき大事なことを心得ておきましょう。

 

f:id:kuriharamasashi:20210801184055j:plain

柴犬の歴史

日本犬のルーツは紀元前から日本のいろいろな場所にいたと考えられており、今ではすでに存在しないものも含めて地名を冠した『地犬』と呼ばれる土着の犬は20犬種以上いたということです。その中でも柴犬は古代より人間によって形作られている世の中で争わず一緒に生きていたとされています。

 

近代は町の中心の栄えた地域では家庭犬、山の間にある地域では小動物を狩る猟犬として働いていましたが、明治から大正にかけてイギリスから狩猟用に輸入された洋犬が流行となって交雑化が始まり、昭和初期には純粋な日本犬はとても少なくなってしまいました。

 

この状況について不安を感じた人々によって、日本犬が滅び尽きることから守ろうとする動きが新しく始まり、『日本犬保存会』が1928年(昭和3年)に創設されたことによって、実際に日本犬が失われないよう保護していく行動として実現しました。1932年(昭和7年)10月から日本のいろいろな場所の犬についての血統書を細部まで正確に作成する事業が開始されたために、1936年(昭和11年)に柴犬は国の天然記念物に属するように決定されました。

 

それから時間的にそれほど経たない時期に戦争が始まり、戦時中には食糧難や毛皮として使用のために準備されるなどして保護が思い通りに運ばず、戦後にはジステンバーが大流行したために、種を本来の性質や状態で存続がもう少しで大事に至りそうになってしまいました。

 

この乗り越えなければ危ういという状況は、各地にとても危険な状態だった中で危険を回避して残っていた地柴を交配させて持ちこたえましたが、異なった地域に存在する地柴を交配したために、犬種としての状態が落ち着いていて大きな変化がないことを図る作業が待ち受けていました。長年にわたって物事を少しずつ確実に進めていった計画繁殖の結果、犬種の標準値も安定したことによって、現在ではよく見ると周囲に同様のものが少なからず発見される姿の柴犬へと発展したのです。

 

柴犬の性格

柴犬は体格が小さいながらも、日本に古くから受け継がれている猟犬ならではこその性格です。賢く勇敢で服従心が強く独立心もあり我慢強い反面、飼い主さんの言うことを素直に聞かないという一面もありますので、子犬の頃から望ましい方向へと適切に教え導いてあげることが必要となります。少し警戒心高めであるため見ず知らずの人に対しては用心深い態度で吠えることもありますが、それほど吠える犬種ではありません。

 

猟犬として持って生まれた性質があり、もともとは屋外飼育や半屋外での生活であったために、体を動かしたり遊び道具で遊んだりすることが大好きです。

 

強くて勇ましく誠実な柴犬の性格は、日本だけではなく海の向こうの地においても飼い主さんに好まれている性格ですので、一緒に暮らしやすく人気が高いということについても共感できる犬種です。

 

そんな柴犬は非常に真心をこめて飼い主さんに向き合ってくれますので、しっかりと性格を尊重して教え導くことやトレーニングしてあげることが、柴犬と素敵な時間を共有して暮らしていくために抑えておくべき大事な点となります。

 

f:id:kuriharamasashi:20210801184123j:plain

柴犬の特徴

柴犬は、緩んだ様子がなくしっかりと立った耳、緊張しておりしっかりとした印象である顔立ち、くるんと丸まった尻尾が特徴的で、多くの日本人がイメージする犬らしい犬といえます。大きさは中型犬に分類されますが、日本犬では最も小さなサイズであると理由から一緒に暮らしやすいということで人気となり、日本だけでなく国際的にも『SHIBA』と呼ばれ人々にもっと知りたいと思わせるような興味を持たれています。

 

小柄ながらも体つきはがっしりとしていて筋肉が発達していることによって、寒さなどの環境にもしっかりと順応できるために活力や生命力が感じられる犬種です。

 

柴犬の主たる毛色は赤毛・黒毛・胡麻毛の3種類となっており、胡麻毛とは赤色にやや黒い色が互いに混じり合っている毛色で、全ての毛色には裏白と呼ばれる白色が含まれています。

 

近頃ペットタイプとして人気がある白毛は、山の奥深い所での猟で目立たず、存在しているという実感が得られない毛色が理想とされている柴犬においては、本来の姿ではないとされているために日本犬保存会の展覧会では観衆に展示が行われていません。

 

成長するとともに、クリーム色や赤色に近くなったり、耳や尻尾に赤毛の要素が混ぜ合わさることもあるため、細部まで雪や塩のような白色の柴犬はあまり存在していません。

 

日本犬保存会による解説においては、オスはオスらしくメスはメスらしくという特徴である性微感が容姿に表れているそうです。オスは外部に対しての気持ちが強く、メスは家族の気持ちを精神的に知覚する優しい気持ちを持っています。

 

柴犬はオスの成犬でも、体高は38~45センチメートル、体重は8~13キログラムと一緒に暮らしやすいサイズです。やや太くて短い体型となっていますが、全体的に釣り合いがとれているコンパクトな体型で、親しみや好感が抱けるルックスも魅力のひとつとなっています。

 

顔の作りは『キツネ顔』と『タヌキ顔』といった2つの類型が存在しており、輪郭が細めで動揺するようなことがあっても平然としている顔立ちであるのが『キツネ顔』で体系は華奢な痩せ型である信州柴が代表格となっており、『タヌキ顔』の柴犬はほっぺたが張っている丸顔で顔の特徴的な部分がはっきりしていて魅力があり筋肉質で骨格もしっかりとしている体型で美濃柴が代表格となっています。

 

【まとめ】

柴犬は興奮せずに物事に対処でき、かわいくて魅力のあるルックスを持っているにもかかわらず、飼い主さんとの主従関係が不安や不確かさがないように構築できていないと、しっかりということを聞いてくれない犬に育ってしまうといった性質も持ち合わせていますが、主従関係がしっかりとしており、主人と決めたら従順で裏切ることはないという苦しみに屈しないところがありますので、是非ともそのような柴犬の持って生まれた性格を受け止めてあげて、お互いに素敵な関係が築けるようにしてください。

 

多くの人から高い評価を受けていることを誇る柴犬ですが、その反面で教え導くことが比較的難しいといわれることもあります。しかしそのような面を差し引いて考えたとしても、心を惹かれる要素が高い犬種であることは間違いありません。今回の記事を読んだことによって、柴犬への理解を深めていただければ何よりの幸せです。