ペットで飼いたいマンチカン!性格や飼いやすさは?

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マンチカンという猫をご存知でしょうか。一見するとダックスフントのように胴長短足といった特徴的な体型の持ち主です。思考や判断が優れていて、愛情を飼い主さんに向けてくれるために初心者でも比較的飼いやすい人気の猫です。マンチカンがどういった性格であるかがわからないという方のために、マンチカンの性格や飼いやすさについてをまとめてみましたので、マンチカンと一緒に暮らしてみようかなと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

 

マンチカンとは?】

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マンチカンのルーツは『オズの魔法使い』に登場している、小さな老人に似た姿の伝説上の種族である『マンチキン(Munchkin)』から名付けられたと言われています。『munch(むしゃむしゃと食べる)』と『-kin(小~を示す接尾辞)』といったふたつの英単語で構成されている、『マンチキン(Munchkin)』という複合語がもととなっているために子供や小さいといった意味を持っているのです。人間が意図したことによってて掛け合わされたのではなく、思いがけなく突然異変した猫種となります。

 

マンチカンの歴史】

マンチカンが最初に発見されたのは1940年代のイギリスで、突然変異によって短い足の猫が新しく誕生したことが一般的な話の話題になりましたが、第二次世界大戦が始まった頃にはその姿を見ることはなくなってしまいました。それから約40年後の1983年にアメリカ(ルイジアナ州)で生まれた短足の子猫がブリーダーのもとで繁殖されるようになって、マンチカンがすごい人気となりました。

 

しかし、1991年に開催された猫の品評会にマンチカンが姿を見せたことによって、骨や脊椎に問題があることで、長足の中に短足が混ざって生まれてくるような遺伝的疾患を持っている猫を繁殖するについて、疑問を持った人々の間で論争が巻き起こったため、猫の品種として認定されることはありませんでした。

 

その後、広範囲にわたる場所で短足の猫の姿が見られるようになったため、繁殖するために近親交配のリスクが減少していきました。さらに体系的および科学的に調査をした結果、健康に問題ないことが証明されたため、1995年に世界最大の猫の血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)に認定されたため、すでに高かったマンチカンの人気はより一層高くなり現在の日本においても非常に人気の猫となったのです。

 

マンチカンの性格】

異なった種を交配させたために性格は多種多彩ですが、活発で人との付き合いを積極的に上手にこなすタイプが多い傾向です。事実と違うのではないかと疑う気持ちよりも、珍しいものを見てみたいと思う気持ちが上回っているために、ふざけて悪い事をすることが好きな面があります。

 

特に飼い主さんに対しては、すぐに体が接触するほどの近距離まで近づいてくるような甘えん坊であることもよく見られます。他の猫種と比較してみると、赤ちゃんやほかの猫とも良好な関係を築けるため、異なる立場であっても協力して行動できる能力や環境の変化に合わせる能力が高いといわれています。

 

マンチカンはオスとメスとでは、性格がすこしだけ感じられる程度ですが違う傾向にあります。猫全般で見受けられることですが、オスの方はメスより甘えん坊であるため、人を恐れずに親しげに接してきます。その一方でメスの場合は自主性が強くエネルギッシュであるため、甘えん坊なほうが望ましいと考えているのであればオスを選んだほうががいい傾向にあります。

 

マンチカンは態度や振る舞いに険がなく、比較的落ち着きがあるおとなしい猫です。高い知性があるために、ほかの猫と問題を起こすことがあまりありません。多頭飼いをしたいと考えている飼い主さんには最適な猫です。おとなしい性格とは裏腹に好奇心が旺盛な一面もありますので、短い手足を動かして活発に動き回る姿はとてもかわいくて魅力があるものです。

 

マンチカンの特徴】

マンチカンの特徴としては、なんといっても短い足を何よりも最初に挙げられます。犬で言えばダックスフントのように短足ですので、その歩き方がとてもかわいくて魅力があるということから、多くの人から高い評価を受けているのです。短い足で状況に応じて軽快に動いて走っている姿は、とても無邪気でナイーブな態度で愛らしく見えてしまいます。

 

マンチカンは被毛の色彩や色柄に幾つかの種類が存在しているため、クリーム色や茶色といった単色もいますが、単色ではなく複数色の被毛である猫が多いことも特徴で、なかには赤色や青色が入っている種類も存在していますので、同じ色柄の猫は存在しないのではないかと言われているくらいにバリエーションが豊富となっています。被毛の色柄だけではなく、被毛が長い長毛種もいれば短毛種も存在しています。ただし、被毛の色彩や色柄、長さによって性格が異なることはほとんどありません。

 

またマンチカンの瞳は被毛と同様に色彩の種類が多いことで知られています。その中でも特に多い色彩はアンバー(黄色みを帯びた茶色)やグリーン(青緑色)、ヘーゼル(若干茶色がかった緑色)となっており、片方ずつ瞳の色彩が異なっているオッドアイマンチカンの場合もあります。

 

猫の血統登録機関である『TICA』の規定によれば、成猫になったときの体重は約2~4キログラムとなっており、猫種の中ではやや小さめもしくは一般的なサイズと規定されています。一方、体高については足の長さにバリエーションがあるために、個体差が大きいことが特徴となっています。

 

マンチカンは飼いやすいのか?】

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マンチカンは飼い主さんに愛情を向けて従う性格ですので、非常に飼いやすい猫であるといえます。遊び道具などで遊びたわむれたとしても、よく反応してくれますので、すぐに近くて親密な関係になれます。マンチカンは賢くて人懐っこいのですが、自立心もあるために留守番させることもあまり難しくありませんので、飼いやすさが高いと言えるでしょう。

 

愛猫とたくさん遊んで一緒に過ごしてあげたいといった飼い主さんには打ってつけですし、賢いために『壁をひっかく』『トイレの場所を間違える』といった粗相もしつけやすい猫種です。猫に留守番させることが多くなってしまうことも考えられますので、うまく留守番ができるということは、飼いやすさを考慮すると非常に大切なことです。ただ、繊細で臆病な一面がありますので、長時間の外出や大きな声で叱りつけるようなしつけ方は避けるようにしてください。

 

マンチカンは、数多くの異なった品種の猫を使用して品種改良されてきたため、簡単に病気をしにくい丈夫な体であるという面も飼いやすさの理由であるといえます。ただし、足が短いものは、他の猫よりも寿命が少し短い傾向があると言われているので、定期的に健康診断するなどの注意が必要です。

 

【まとめ】

なつきやすい性格であるマンチカンは非常に飼いやすい猫種となります。胴長短足といった共通の際立った特徴を持っているのですが、個体によって『毛色』『毛の長さ』『顔立ち』の個性が溢れています。短い足という特徴ゆえに体に負担がかかることもあるため、日頃から体調をしっかりとチェックする環境を整えることによって、特定の疾患に対する健康管理の必要はありますが、なつきやすい性格と可愛らしい容姿が魅力的な猫種なので、初めて猫と生活を始める飼い主さんにもおすすめです。

 

 

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